精油は飲まない。原液を塗布しない。

日本では、精油の飲用は勧めていません。
原液を皮膚に塗ることもキケンです。

リラックスやリフレッシュの際に使用されることが多いアロマ精油ですが、間違った使い方をしてトラブルにあってしまったら、とても残念ですよね。

「こんなはずじゃなかった!」と、ならない為にも使い方のルールは守りましょう。

ルールを守っていただければ、安心安全にお使いいただけて、日常生活に大変役立つものです。

天然のものは安全?

天然だから安心安全!
天然だから大丈夫!

天然だから安心安全だという保障はどこにもありません。

例えば① 魚の「フグ」

皆さんもご存じのとおり、ある部分には毒があります。天然でも、ルールを守らないで食べてしまうととても危険です。

例えば② 毒キノコ

山には色々なキノコが生えていますが、すべてが食べられるわけではありません。毒を持っているものもあります。

例えば③ アレルギー

天然のものであっても、身体に触れたり、摂りこんだりするとアレルギーを持っている場合、蕁麻疹がでたり、鼻や目が痒くなったりしますね。

天然でも、私たちにとって有用なものもあれば、危険なものもあります。
天然のものも自然も生きていて、自らを守るために子孫を残していくために必要な備えをそれぞれが持っています。

天然のものが安心安全かというと全てがそうとは言えないのです。

精油の飲用と原液塗布は?

アロマテラピーで使う精油も天然100%のもので、それぞれ特徴がありたくさんの成分を含んでいます。

精油は、正しい使い方をすれば私たちにとってとても有用です。

精油は、1滴を採油するのにどのくらいの植物が必要だと思いますか?

植物により採油できる量は異なりますが、ローズ精油でいえば50本分の花びらから1滴(0,05ml)が採れます。

1滴には花の成分がギュッと凝縮していて、自然界にはないほどの高濃度。

また、精油は、ものによってはプラスチックや塗料を溶かしたりしてしまうものもあり原液が皮膚につくと、肌荒れを起こしてしまうものもあります。

なので、精油は必ずエタノールや植物オイルなどで薄めて使用します。

この精油が身体に入るとどうでしょう?ちょっと怖くないですか?

とても高濃度に成分が入っている精油、飲むと全ての成分が吸収されますので、ダイレクトに内臓に負担をかけてしまいます。

飲んだり、原液を皮膚につけたりしないようにしてくださいね。